イベント
講座
LEARN · イランを学ぶ
COURSES · 講座
NOW · 開催中・募集中のイベント
RELIGIOUS CALENDAR
FIGURES OF ISLAM
PEOPLE & THOUGHT
ABOUT · IraNipponについて
QRを見せて友だちにも
メニュー
今、参加できる
学ぶ
見る・聴く・読む
宗教行事
イスラームの人物
人物・思想
「新しい日」という名の、イランの新年。春分の瞬間に年が改まり、家族は七つの「S」を並べた食卓を囲みます。三千年をこえて受け継がれてきた、春を迎える祝祭へ。
ノウルーズ(Nowruz)はペルシア語で「新しい日」。イランで使われる太陽暦(ヒジュラ太陽暦)では、太陽が春分点を通過する瞬間が一年の始まりです。この瞬間を「サール・タフヴィール(年の引き渡し)」と呼び、その日が新年最初の月ファルヴァルディーンの1日になります。
瞬間が深夜であっても、早朝であっても、家族はその時刻に合わせて食卓を囲みます。日本では毎年3月20日か21日の「春分の日」前後にあたります。
ノウルーズの起源はイスラーム以前の古代イランにさかのぼるとされ、叙事詩『シャー・ナーメ』は伝説の王ジャムシードがこの日を定めたと語ります。11世紀の学者ビールーニーも、ノウルーズの習わしを書き残しています。宗教や民族をこえて祝われ、今もイランで最も大切な祝祭です。
イランの暦を見る →
ペルシア語の「スィーン(S)」で始まる七つの品を並べるのがハフトスィーン。写真の光る点にふれると、それぞれの意味が現れます。
ほかにも鏡(自分を見つめ直す)、金魚(命の躍動)、ヒヤシンスの花などがよく飾られます。並べ方に決まりはなく、各家庭の工夫が見どころです。
ノウルーズは一日だけの行事ではありません。年末の準備から新年13日目まで、約一か月にわたって季節がめぐります。横にスクロールしてご覧ください。
「家をゆさぶる」という名の大掃除。じゅうたんを洗い、新しい服を用意して、まっさらな気持ちで新年を待ちます。
麦やレンズ豆を水に浸し、皿の上で芽吹かせます。新年までに青々と伸びるよう、毎日水をやります。
一年最後の火曜日の夜、焚き火を跳び越えながら「私の青ざめた色はあなたに、あなたの赤い色は私に」と唱え、病や疲れを火に託します。
家族全員がハフトスィーンを囲み、新しい年を迎える祈りの言葉を唱えます。瞬間が来ると抱き合ってお祝いを言い合い、年長者が「エイディー(お年玉)」を配ります。
まず祖父母など年長者の家を訪ね、次に親戚や友人へ。どの家でも紅茶、菓子、果物、ナッツでもてなされます。
新年13日目は家の外で過ごす日。公園や野原でピクニックをし、育てたサブゼを川に流して、ノウルーズを締めくくります。
ノウルーズの料理には、春の香草がたっぷり使われます。緑は再生の色です。
香草を炊き込んだご飯と魚。大晦日の夜や新年に食べる定番です。
香草をたっぷり入れた厚焼きの卵料理。ピクニックにも持っていきます。
麺を炊き込んだご飯。「人生の糸口をつかむ」ように、新年最初の日に食べる家庭もあります。
米粉の「ナーネ・ベレンジー」、ひよこ豆粉の「ナーネ・ノホドチー」など、来客用の菓子が並びます。
ノウルーズはイランだけの祝日ではありません。中央アジア、コーカサス、西アジア、南アジアの広い地域で、ナウルズ、ノヴルズなどの名前で祝われています。
その後2024年にも登録が更新され、さらに多くの国が加わりました。
暦の考え方は違っても、新しい年を迎える気持ちはよく似ています。
日本では祝日の「春分の日」が、イランでは新年そのもの。同じ天文の瞬間を、二つの国が祝います。
どちらも年末に家を清め、まっさらな気持ちで新年を迎えます。
年長者から子どもへ。新札をそろえて渡すのも共通しています。
親戚やお世話になった人を訪ねる習慣。イランでは数日間、訪問が続きます。
春の野外で家族や友人と食事を楽しむ。季節を味わう心が重なります。
縁起物を並べて一年の幸せを願う。鏡餅とサブゼは、ともに家に置く「願いのかたち」です。
カードにふれると、意味が現れます。
春分の瞬間で決まるため、西暦では3月20日か21日になり、年によって時刻も変わります。イランの暦では、いつもファルヴァルディーン月1日です。
古代イランにさかのぼる文化的な新年で、宗教や民族をこえて祝われます。イスラームが広まった後も受け継がれ、サール・タフヴィールに祈りの言葉を唱える家庭も多くあります。
「ノウルーズ・モバーラク(ノウルーズおめでとう)」「サーレ・ノウ・モバーラク(新年おめでとう)」と言えば、とても喜ばれます。
はい。サブゼは小麦やレンズ豆を湿らせた布や皿の上で育てれば、1〜2週間で芽吹きます。リンゴ、ニンニク、酢はスーパーで、スマックやサマヌーは輸入食品店で見つかることがあります。