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هفت هزار سال فلزکاری ایران
世界最古級の銅の製錬から、アケメネス朝の金、ササン朝の銀、イスラーム期の象嵌真鍮、そしていまのイスファハーンとザンジャーンの工房まで。イランの金属の物語を一本の道でたどります。
銅や鉄、鉛、そしてトルコ石。イラン高原は鉱物資源に恵まれ、東西を結ぶ道の上にありました。資源と交易が、金属の技を育ててきました。
ケルマーン州では、約7000年前にはすでに銅を溶かしていました。
西部のロレスターンでは、前1千年紀前半に独特の青銅器が花開きました。
アケメネス朝の金、ササン朝の銀。王の権威と宴を映す器がつくられました。
イスラーム期には、彫りと象嵌の真鍮器、鋼の透かし細工が都市の工房で磨かれました。
スクロールすると、時代が右から左へ流れていきます。
年前
ケルマーン州の遺跡から、数百点のるつぼの破片が出土。旧世界で最も早い時期の銅の製錬所の一つです。
カスピ海に近いギーラーン州マールリークの墓から、動物の文様を打ち出した金の杯が見つかっています。
ザグロス山地で、馬具や武器、器などの青銅器が数多くつくられました。
グリフィンや獅子をかたどった腕輪、角杯(リュトン)など、王の宝が金でつくられました。
王の狩りや宴を表した銀の皿や水瓶。その形と文様は、シルクロードを通って東アジアにも影響を与えました。
彫った溝に銀や銅をはめた真鍮器。1163年ヘラート製の「ボブリンスキーの桶」が名高い作品です。
イスファハーンの工房で、彫金の真鍮器や鋼の透かし細工、金地のエナメル彩がつくられました。
金の地に花や鳥、人物を描くエナメル彩が花開きました。銀線細工の盆や茶托も残ります。
マシュハドで生まれた、器をトルコ石で埋めつくす技が、イスファハーンで新しい名物になりました。
イスファハーン(2015年)とザンジャーン(2019年)が、世界工芸評議会から世界工芸都市に選ばれています。
それぞれのページで、つくり方、歴史、見どころをくわしく紹介しています。
銅に白地とエナメルを焼きつける、イスファハーンの青。
鏨と槌で、光と影を刻む。
叩いて、焼きなまして、錫を引く暮らしの器。
ニーシャープールの空色を、銅の器に。
ザンジャーンの、髪の毛ほどの銀の線。
古代ペルシアの金と石の世界は、こちらのページで。
旅で訪ねるなら、こんな町へ。
ミーナーカーリー、ガラムザニー、銅器、トルコ石象嵌。工芸の都です。
銀線細工(マリーレ)と刃物の町。
銅の産地に近く、銅器職人の通りが残ります。タル・イブリース遺跡もこの州に。
トルコ石の産地と、その取引と加工の中心。
世界遺産の大バーザールに、銅や銀の器の店が並びます。
古代の青銅器とマールリークの金杯、そして山村マースーレの銅職人。
ササン朝の金属器の形や文様は、シルクロードを通って唐の中国へ、さらに奈良の都にまで届きました。
奈良・正倉院の「漆胡瓶」は、ペルシア風の水瓶の形を写したものといわれます。カットガラスの「白瑠璃碗」も、ササン朝のガラスと考えられています。
MIHO MUSEUM(滋賀)や岡山市立オリエント美術館などに、古代イランの金属器が収められています。展示は替わるので、訪問前に各館の情報を確かめてください。
くわしくは「正倉院とペルシア」のページへ →
ことばを押すと説明が開きます。
銅。
青銅(銅と錫の合金)。
真鍮(銅と亜鉛の合金)。米と同じ綴り。
金。
銀。
鋼。
錫。
象嵌。別の金属や石をはめこむこと。
透かし細工。
同じ金属工芸の仲間と、ほかのテーマをランダムにひとつ。